
お兄やん
「
東大寺 南大門の再建には
短い期間で巨大で強い木造建築を建てるかと いう問題があったんだけど、
それを解決した
南大門の建築様式が・・・」
「
大仏様と言うんだ!!」
小鹿
「だっ、
だいぶつさま〜〜〜!!」
お兄やん
「じゃ、なくて・・・
大仏様【だいぶつよう】って言うんだよ!!」
「まぁ、たしかに漢字で書くと同じ字なので、わかりにくいけど・・・
奈良の大仏さまは
南大門の向こうにある、
東大寺の大仏殿にいらっしゃるから、あとで行こうね^^」
小鹿
「で、その大仏様【だいぶつよう】って どんな
建築様式なの?」
お兄やん
「この
南大門の建築様式である
大仏様【だいぶつよう】は・・・」
「その前に、平安時代の末期や鎌倉時代の初期は
中国は何時代だったかわかるかな?」
小鹿
「う〜ん、遣唐使【けんとうし】が894年に廃止されて
そのあとの中国だから・・・」
「わかった、その時代は
宋【そう】だ!」
お兄やん
「そうそう^^」
小鹿
「・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・」
お兄やん
「・・・
まぁ、それはさておき・・・・・・
東大寺や南大門の再建をまかされたのは誰か覚えてる?」
小鹿
「たしか、
俊乗坊 重源【しゅんじょうぼう ちょうげん】さまだよ!」
お兄やん
「正解^^
宋に渡ったことが3回もあるという、
重源【ちょうげん】さまが
南宋(中国の南の方)の
建築様式をもとに
自分の知識や
東大寺や南大門の再建をするのに協力してもらった
中国の大工さんである、陣和卿【ちんなけい】さんたちの知識を結集させて
作り出した新しい日本の
建築様式が
大仏様【だいぶつよう】なんだよ!」
小鹿
「へぇ〜重源【ちょうげん】さまはスゴイね^^」
つづく・・・
お兄やん
「
東大寺 南大門の建築様式は
大仏様【だいぶつよう】と言うんだけど・・・」
「この
大仏様【だいぶつよう】には
平安時代までの日本の
建築様式とは全く違う特徴があるんだよ!」
小鹿
「へぇ〜どんな風に違うの?」
お兄やん
「まぁ、
大仏様【だいぶつよう】を簡単に言うと・・・
東大寺や南大門みたいに、巨大な木造建築でも
数種類のみの規格された部品だけで、短い期間で建てられるという
経済的で効率的な
建築様式なんだよ!」
小鹿
「うまい、安い、早い、みたいに
見た目がよくて、おサイフに優しくて、すぐに建てる
ことが出来る、
建築様式なんだね^^」
お兄やん
「まぁ、そうなんだけど・・・」
「じゃあ、天井を見てごらん!」

小鹿
「おぉ〜スゴイ天井が高いね〜!!」
お兄やん
「まぁ、天井はないんだけどね (笑)」
小鹿
「えっ?」
お兄やん
「実は天井はなくて、今、見えているのは屋根裏なんだよ〜、
これを
化粧屋根裏【化粧屋根裏】といって
大仏様【だいぶつよう】の特徴の一つだよ!」
「こんな風に構造が見えるのは
限られた木材でこんな巨大な
南大門を完成させるために
考え抜かれた建築様式なんだよ」
小鹿
「でも、こんなスカスカじゃ、強度が悪くなったんじゃないの?」
お兄やん
「いやいや、前よりも強くなったんだよ!」
「上まで通った柱に横木が何本も貫いてあるんだけど、
これは
南大門の軒下まで伸ていて、
挿肘木【さしひじき】と呼ばれ、風や地震の横揺れなどを
防止する役目があるんだよ〜!」
小鹿
「なるほど、このダイナミックな構造によって、
強度や耐振性は、格段に強くなって、
鎌倉時代の
南大門が今も残っているんだね^^」
南大門の高さと大きさにつづく・・・